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「ハンガー・ゲーム」「ドリル・マーダーズ 美少女猟奇殺人事件」 [映画]

しばらくカラダがボロッとしておりました。

     

「ハンガー・ゲーム
CMの雰囲気と実際の物語の落差に結構びっくりした作品。
正直ラストに至るまでターゲット層が判らなくて、
なんだこりゃ??? って感じだったんですが、
要するに「トワイライト」の二匹目のドジョウを狙ったのね、と判明。
そう判ると、細部にイライラしたりハテナマークばかり浮かんでいた内容がスッキリ。
若くて血の気の多い〝女性〟向けの作品でした。
(続きからネタバレありの感想)

     

「ドリル・マーダーズ 美少女猟奇殺人事件」
これこそまさにアメージング!
タイトルから想像される内容からはまったく異なるシュールな作品でした。

以下、ネタバレありの感想。

「ハンガー・ゲーム」
過去に内乱で痛い目をみたので、
富裕層が貧困層をこらしめるために開催する生き残りゲーム、
それが12地区から若い男女一名を選抜してラスイチになるまで闘わせる、
という…。
どう考えても意味のない、というか、
むしろこれ、ピラミッドの底辺を怒りのランボー化させる拍車になるだけやろ!

また、ゲームを主催する富裕層の富の理由が不明。
貧困層は炭鉱とかで地道に働いているんだけど、
すげー未来都市に住んでる連中、炭いるか???
ちょっとの炭で大容量エネルギー変換が可能になったん?
もしくは焼き肉専用炭???
つーか、ほんと、ナニで稼いでるん???

父親のいない貧しいヒロインが思いつめている気持ちは理解できるけど、
他の若者や大人も、こんな社会ならもっと思いつめちゃいそうなんだけどな…。
いや…、現実だとお腹減ってそれどころじゃないのかな…。

その思いつめ系のヒロインが、なぜかオリンピックの開会式のようなシーンや、
テレビのトーク番組で最新ドレスを着て目立ちまくる!
最初はどうしてこんな意味不明の不要なシーンが入るのか、
さっぱり判らなかったんですが(ちっとも面白いシーンじゃないし)、
ラストまで観て、「トワイライト」系と理解すると、なるほど、と。
つまり、勇気とやる気に満ちたヒロインが、
どんどん垢抜けていってキラキラパワーで味方を増やすのも だいご味なんですね。

物語の根幹であるゲーム自体は、
どう考えてもどうにもならんので、途中首をひねりまくり。
最後の一人になるまで闘う、ってことに、
参加者も納得してるから、どうすることもできん感じ。

ヒロインのドレスとか、未来都市のステキハウスのデザインとか、
凝ってはいるんだけど、私は好みではありませんでした。
わざとデコラティブな悪趣味にしてるのかなぁ。
それにしても、好きなセンスじゃなかったです。
コッポラの「マリー・アントワネット」大好きなので、
悪趣味と紙一重のデコラティブって嫌いじゃないんですけどねぇ。

しかしホント、前評判の割に当たらなかったのも判る作品。
ゲームの行く末がどう考えても殺し合いなので、
期待感がまるで持てない。
CMであおっていた青春路線というか、ちょい冷酷だけど、
ロマンの香りもしつつ、なんていう感じはないです。
少年少女が闘う、といっても、
バトルシーンはほとんど何してるかわかりません。
武器のアップとか、組み伏せてたりとか、雰囲気ばかり。
24人いるわけだけど、ほとんど死ぬための悪人ばかりなので、
心の交流とかもわずかです。
私的にうっすら妄想していた、子供らで協力して大人たちの体制を壊すとか、
そんな空気感もゼロです。

1時間15分まできて、疲れてしまった…。
なんと2時間22分とは!
せめて90分にすれば、続きが作れたかもね…。

最後まで観てない状態でのメモ、
……これ、子供が観て面白い?
いわゆるひぐらし系が海外でもハヤってるのかな。
でも当たらなかったとこみると、ちょいテイスト違うんだろうなぁ。
デスノ寄りならいいのかなぁ???
……何年も教官やってるっぽいヘイミッチが味方してくれる理由が最後までナシ。

そしてなんと、ラスト!
えっ!? 何もなかったことに?
うそーーーーん!?
衝撃のラスト。

でもこのラストで、
(ゲームはヒロインと、同郷の男の子の二人だけが生き残って故郷に帰る)
この二時間越える冗長な作品のテーマは、
「トワイライト」っぽく当たりたい、だったのか、と判りました。
ヒロインは故郷に恋人っぽい男を残してるんですよ、
で、ゲームの中でも生き残るため同郷の少年を〝運命の恋人〟として利用する。
ラストは意味深に、この二人とヒロインをアップにして終わるのです。
唐突に。
三角関係がメインの物語だから、
サバイバルゲームの存在価値とか意義とか、どうだってよかったんですよ!
反逆心とか、格差社会とか、そういうのはふんわりでよかったわけです。
だからどうにもイライラしてわかんない作品になってたんですね。

女の子とライオンの映画のときみたいに、
明らかに続編を意識して終わっておりましたが、
どうなのかなー。
日本ではそこそこヒットしたイメージありますが、公開した途端しぼんだイメージが…。
もし続編があるとしたら、脱トワイライト系して、
ぜひとも富裕層にパンチをくらわす物語にしてもらいたいものです。

「ドリル・マーダーズ 美少女猟奇殺人事件」
なんだろう、ものすごい謎めいた映画でした。
タイトルに惹かれてレンタルしたんですが、
全然違う!
あまりにも違うんで終始「エェーーッ?」とマスオさん並に声をあげていた私です。

物語は、確かに頭にドリルで穴開けられちゃう娘から始まるんですが、
違うの、この娘、死んでないんです。
そして物語は、美少女が主役じゃないし、殺人鬼(殺してないけど)が主役でもないんです。
ブラマヨの小杉そっくりのお父さんが東奔西走する物語なんです。

最初はタイトルと内容のギャップに「詐欺!」と感じてましたけど、
観ているうちにやめられない自分に気づく…。
決して面白くもないのに、なぜ?
これは1970年代とかの謎めいたSFサスペンスを彷彿とさせる…。
「謎の転校生」とか「七瀬ふたたび」とか少年ドラマシリーズな感じ。
面白いと手放しで褒められないんだけど、なんかもやっとして、
最後まで観ずにいられない、観ても何がなんだかわかんないんだけど、
忘れられない、そんな感じ。

万人には勧められないけど、好きな人は絶対好きなタイプの映画です。
タイトルに反して、グロとかエロとかないです。
ホラー色も薄い。
微グロっちゃ微グロかな…でもあくまで微です。
とにかく謎めいてる、シュールな都市伝説。

観終わったあと、決して良い気分にもならないけど、
「やりすぎ都市伝説」や、昔の怪奇幻想系が好きな人にオススメします。


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