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S3が来て、柄にもなくtwitterで荒ぶった老腐人の話③ [ハンニバル]

     
『ハンニバル・シーズン3』
明日はイチコさんのCTと生検なんですけど、
一周目の感想を書き上げないと落ち着かないッ。

というわけで、
興味のある寛容な方だけ、以下、
ネタバレ有の感想をお読みくださいm(__)m



#7 Digestivo
いよいよマスクラット・ファームの決戦です。

とりあえず前回から引き続き、激おこ状態のウィルです。
もう目が真っ赤で、ダイカイショウが止まんない。

ナ「怒りで我を忘れてるわ!」

状態なので、がっぷり介護人のホッペを噛みちぎる、
という、激アツなウィル。
ヤルときはとことんファンにはたまらないシーンです。

この話はアレコレと同時進行してるし、
そもそもそれぞれの行動基盤が難解なので、
いや、メイスンとかは簡単なんですけど……
ちょっと一周目では不鮮明なんですが。
後々の博士の、
「ウィルの命を買った」
という言葉から、アラーナが自分のすべてを懸けてウィルを救った、
という、こればかりはウィルに教えてあげたい献身が理解できます。

わたしはアラーナって、むしろS2までは嫌いなキャラだったんです。
何度も言っちゃってるんですが、
このドラマの女性陣はマーゴ以外魂がないように見えて(-_-;)
S3でアラーナには魂が入った、と感じて、すごく見直しました。
ドラマの都合に合わせた、
〝鋭敏で聡明な女性のはずなのに鈍感で愚昧〟
という、要するに博士の凄さや、
ウィルの可哀想さを強調するためのポジなので、
「コイツ、なんにも判ってないで、バカ?」
って思わされるしかない女性だったんですよね…。
それがS3では、
「わたしはなんにも判っていなかった」
というところからのスタートなせいか、
おんなじことをリピートしちゃうウィルとかジャックより、
ずっと学習能力が高いというか。
この話数でも、あらすじで知っていたのとは違った印象を受けました。
今、二次創作を書いたら、アラーナの書き方は改まりますね(^_^;)
ごめん、アラーナ。

一周目なので理解が甘いですが、
たぶんアラーナはアラーナなりに、
ウィルの苦悩を最後(S2の)まで理解してあげられなかったことを
激しく悔いているんですよね。
そのせいでウィルがもう自分を信じてくれなくなったことも自覚してる。
彼女は復讐心や憎悪よりも、
もっと女性らしい包容力で、
ウィルには〝あちら側〟に行って欲しくないと考えていると思われました。
それも、たぶん、自分が早い段階でウィルの側に立てなかったことの悔恨かと。
ハンニバルに対しては、わたしの印象としては、
寝たことのある女としての矜恃がどうとかより、
精神科医として見抜けなかったアホさを、
やはり彼女なりに悔恨しているのかな、と思いました。
来た道を振り返れば、彼女がマトモなら救えたものはあまりに多かったですから…。
その点から、S2で、頭はハッキリしているのに、
足下はぐらんぐらんしていたウィルや、
そんなウィルを信じ切っていなかったジャックと比べ、
博士がまずアラーナの牙を抜いたのは、正解だったのかもしれませんね。

そんなこんなで、
千代ちゃんがまたハイパーな狙撃を披露。
彼女がどうして博士を完全ガードするのか、
その明確な理由はわたしにはわかりませんでした(-_-;)
S4があるとして、千代ちゃんとの過去が語られるとか、
そんなエピソードは必要とは思えないなぁ。
だから千代ちゃんはどうしても、いらない子に思えてしまう。

さて、博士はウィルを助けてくれるわけですが、
この解釈も難しい('_')
前段のアラーナとの〝約束〟があるので、
博士の意志がどれくらい働いていたのか、不明瞭です。
そもそも頭割って喰おうとしていたわけですからねぇ。
どの段階で「もう喰わない」と決めたのか判らない。
このドラマに関しては、目線とか表情で言葉もなく訴える部分があるので、
そういう意味で一周では判らないことが多いです(T-T)

ただ、ウィルに関しては、
謝ったのに喰われかけたこと
(先に刺そうとはしたけどさ~その前に刺したのは博士だし~もぉこのへんループですよね~)、
メイスンの悪趣味、など、キャパオーバーで激おこなままなのは間違いないかなぁ。
大ラスに至って初めてウィルは境界線を越えますけど、
頭を割られそうになるとか、
顔を剥がれそうになるとか、
豚の餌にされそうになるとか、
昔好きだった女性がレズになってたとか、
もう、境界線とかなんとかいう前に、
「お前ら異常すぎ!」
ってことなんだろうな、と。
ある意味、ウィルにはウィルの美意識があって、
その美意識って〝なんでもあり〟じゃないんでしょう。
そりゃそーだ。

そして博士とウィルの関係が振り出しに戻る、
博士の投降による空白。
「もう追わない」と宣言したとたんFBIに投降した博士を見るウィルの、
「このクソあまのじゃくがッ!」という目線がいいですね。
激おこ状態が継続しているのが判ります。
無視されるくらいなら憎まれたい、という、
博士の屈折愛も滾っています。
後のベデリアさんの、
「ハンニバルはあなたが家族をつくるのを三年待った、奪う為に」
という鑑定からも、
とにかく博士の愛は〝大事なものを奪うこと〟に特化、
という、小学三年生愛だということが理解できます。


#8 The Great Red Dragon
ここから「レッド・ドラゴン」編に仕切り直しです。

個人的にはこの原作が好きなので、
あまりハンニバルに焦点を寄せず、
ウィルVSダラハイドをもっと掘り下げて欲しかったです。
博士は囚われているので、S1やS2のようなお出かけシーンは少なく、
印象が単調なのも残念でした(>_<)
内面を描く、という意味では、原作にはないベデリアさんによるウィルセラピーシーンなど、
名物も多かったですが、それを半分にしても、
もっと各自お出かけシーンが観たかったなぁ。

これも個人的に残念なのは、
ウィルが〝中〟マークを見つけるシーン。
原作ではなにげなく犯人と同調しているウィルが、
被害者宅をよく見ようとして木に登って見つけるんですよ。
それで邪魔な木の枝を切る道具なども想像する。
ボルトカッターの意味や、犬猫の存在を犯人が知った理由など、
原作や新旧映画では丁寧に描かれていただけに、
ドラマでも微細に描いて欲しかったのでガッカリ_/>O
ウィルがどんなモンスターなのか、
サイコパスにとってどういう存在なのか、
それが際立つのがレッド・ドラゴンのエピソードだっただけに、
S1の一話くらいのグレードが欲しかった。
ドラマとしては、S1の第一話は本当に名作だと思います。
特に冒頭は何度観ても鳥肌もの。

ところでウィルの結婚相手
モリーはリアルタイプな主婦だったので、それはそれで気になりました。
アラーナや博士やアビゲイルの容姿を考えると、
彼はもう見た目に惹かれるのは懲りたのかな、と思います(笑)
〝ノーマル〟であることにだけこだわっていたのかしら。
あまり内面とかを描かれることのない女性でしたが、
ウィルの中の闇には気づいていたっぽいですね。
そのうえで、女性らしく、自分がその闇を照らして消し去れるという自信があったのかな。
悲しいかな、ウィルはもう三年前の時点で、二割くらいは博士と同化してたからなぁ…。

あ、ラボのメンバーが原作同様に登場したのはよかった。
なつかしさを感じちゃうのが、長編ドラマの良いところですね。


#9 And The Woman Clothed With The Sun
ダラハイドとリーバの物語は、
ウィルとハンニバルの物語に時間が割けない分なのか、
かなり原作通りに描かれていました。
ただ、それならダラハイドのトラウマをもっと言葉なり映像なりで開示して欲しかった。
〝おかしな踊り〟をたくさん見せられて、このへんからメダパニ。

博士と〝悪い子〟アビゲイルのイチャイチャ。
こういうシーンを見ると、アビゲイルは空っぽだと感じてしまいます。
相手がパパでもウィルでも博士でも、
誰でも即した自分になってる感じ。
このシーンのアビゲイルは、ウィルの理想のアビゲイルではないので、
よけいに浅はかな女子大生にしか見えず残念。
沼のみなさまにはとっても愛されているし、
非常に無垢で繊細に描かれているから、わたしも好きになりたかったんですけど_/>O
ウィルを陥れるのを承知で博士の遊戯に参戦したなら、
まぁ、殺されても自業自得ってことで(-_-;)

今夜はここまで。


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