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『ヒメアノール』を観ました。 [映画]

     
『ヒメアノール』
2016年公開作品。
意外と最近だったんだなぁ…。

ちっと、いろいろネタバリ有りの感想になります。
でも困る人はいないと思うので、そのまま下に。

原作未読。

難解なテーマなどはなく、
むしろイジメの構図や殺人事件そのものは、
『クリーピー』に比べたらすごく判りやすいし、入りやすい。
タイトルのヒメアノールは、ヒメトカゲの造語ではないかと言われていて、
これは小さな小さなトカゲが、食物連鎖の最下層で食われる図、
そのまま、森田が高校でイジメられていた図式を彷彿とさせられるためです。
他にも、たぶん冒頭三分の一までの、
カフェで人気の〝姫〟を巡るコメディ、と思わせたかったタイトルでは?

言ってしまうと、他の作品や現実問題でもあるように、
イジメられていた人も自分より弱い人をイジメていたり、
イジメっ子は家で虐待されていたり、
子供を殴ってる奴は会社で怒鳴られていたり、
会社で怒鳴ってる奴は奥さんに怒鳴られていたり、
奥さんはママ友にハブられてたり。
この歯車のどっかで「やってらんねぇ」とキレたのが森田で、
そのキッカケはともかくとして、
一度回り始めれば、狂った歯車でも作用する、
という身近な恐ろしさがテーマですね。

でも映画には随所に救いがちりばめられていて。
たとえばコミュ障の先輩、ムロツヨシは、
姫に運命を感じていて
後輩の濱田岳に仲を取り持ってくれと頼むわけですが、
その際に、もし奪ったりしたらチェーンソーで切り刻んじゃう、
くらいの脅しをかけるわけですが、割とあっさり持って行かれてしまう。
話が進んで、姫と後輩の関係を知り、
いい年をして「絶交」を宣言しつつ、
ムロはちゃんと会社にも行くし、
街で姫のストーカーと認定している森田を見つけると、
注意もするんですよ。
ところがそこでピリピリきてる森田に撃たれて死にかけてしまう。
姫も後輩もムロのことをかなり面倒に思ってたわけですが、
ムロは、見舞いに来た二人を「お前らのせいだ」と責めるどころか、
「自分が余計なことをした、自業自得だ」と言ってしまう。
それどころか「絶交なんて言ってゴメン」と謝り、
「親友だよね」と確認するんです。
この先輩はちっともおかしな奴じゃなかったんだ、
と、観客がホロリとしていい場面です。

森田の殺害方法はかなりマンガ的で、
近年の邦画では『冷たい熱帯魚』以来のリアルな怖さがありました。
最近観たので例に出してしまいますが、
個人的には『クリーピー』の香川さんより、
今作の森田剛君の方が、遭遇したくない殺人者でしたね。
変だな、おかしいな、と思う前に殺されてますからね(-_-;)

ただ、残念なのは作品そのものに奥行きがないので、
一回観てしまうと、何度も観たいと思わせる魅力まではないんですね。
これは途中から後輩ではなく森田に感情移入させるためでしょうが、
(タイトル等も三分の一から入る)
森田がどんなにひどいイジメにあって壊れてしまったにせよ、
結局は自分をイジメていた主犯は殺害してしまっているし、
その後も働かず恐喝で遊興三昧、
同情の余地や、まして感情移入なんてとんでもない人物像なわけで(-_-;)
コミュニケーションが上手でなかったり、
将来に夢も希望もなかったり、
そんなムロや後輩でも、生真面目に働き、
日々、生きている姿がきっちり描かれているので、
森田の場合はもしイジメがなかったにせよ、
いずれは何かのせいにして単身では生きていけない
弱く歪んだ生き物なのだと思います。
その森田を主人公にされてもなぁ……
というのが、どうにも作品としては
B級の〝ちょっと変わった〟という範囲から抜けられない点かと思います。

グロ描写が平気で、
ハラハラ危険なサスペンススリラー系がお好みの方にオススメです。



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『ローグ・ワン』を観ました(・д・) [映画]

     
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
2016年公開・ギャレス・エドワーズ監督作品

ギャレス・エドワーズ監督といえば、
わたしには合わないでお馴染みの方じゃないですか。
そう考えると、
今作はかなり己のカラーを引っ込めたんだろうな~
ゴジラ』ですらあんな無茶な作り方した人が、
やはり『スター・ウォーズ』のファンに嫌われるのは怖かったんでしょうね。
そういう意味で、あたりさわりのない、
『このあたり出しとけばオールド・ファンは黙るやろ』
ってギミックだけ満載の、普通のSF作品かな?

以下、ネタバレを含む感想。



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『クリーピー 偽りの隣人』を観ました。 [映画]

     
『クリーピー 偽りの隣人』
2016年公開作品。

2時間10分。
そこまでがんばったなら10分削ろうよ(´д`)

以下、WOWOW公開済みなので、ネタバレ有感想。


原作未読。
個人的には、香川さんと西島さんは逆の方が説得力があるかな、と。
どう見ても、西島さんとラブラブ結婚してる竹内さんが、
(夫婦の仲良し描写がとても多い)
香川さんに手を握られたとかでよろめくとは思えない。

韓国産で、日本に輸入される良質のサスペンスと比較すると、
どうしても邦画らしい欠点が目に付いてしまう。
この、二時間越えの大作サスペンスを見せるには、
とにかく余分なネタ、シーンが多いかと。
少なくとも過去の事件は、ショットと証言だけにすれば、
かなりスマートになるはず。
観てる方はかなり早い段階で仕組みが判るのに、
(現実に寄生するサイコパスの事件は日本でも頻発してるから)
隣家の秘密がバレるのが遅すぎるかな。

規制が難しいんだろうけど、
西島さんとはセックスレスで子供もいないし、
香川さんにはヤクを打たれてキメセクされちゃって…、
という最低エログロ展開なら、竹内さんとか、
他の奥さんとか娘とかの従順ぶりも短時間で説得力があったかも。
でも、どっちにしてもサイテーなんだけども(-_-;)

西島さんもイイヒトではなく、竹内さんもただの奥さんだし、
ハラハラの展開で最後にホッとする、
ということがないのも、大きなマイナス点かな。
香川さんが旦那さんなら、たぶん同情的な気分になっていたかも。
ただ、イイヒトそうな香川さんが悪で、
冷たそうな西島さんが〝一応〟善、という図式にしたかったのかな。

いたずらにグロい遺体処理や、ヤク描写など、
なんとなく方向性は判るんだけども、美意識はなく、
(規制のせいかも)
あまり突飛な話とかでもないので、最初から最後まで微妙です。
登場人物にも新鮮味がなく、その割には長い(^^;;
西島さんのファンでも、こういう役はイヤなんじゃないかなぁ。
なのでグロ系のサスペンスが好きで、
時間が余ってる、という方だけにオススメです。


以下
よその方の考察を読んでのネタバレ有追加の感想。


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『X-MEN:アポカリプス』を観ました。(ネタバレ有) [映画]

     
『X-MEN:アポカリプス』
2016年公開作品。

奇しくも『ハンガーゲーム』のヒロイン、
ジェニファー・ローレンスさんが、
今作でもミュータントたちの〝救世主〟的な存在になっております。
ジーン役の女優さんなどもそうですが、
全体的にムッチリ系の女優さんが多く、アベンジャーズより女子率高くなっています。
女子が多いからって、美形が多いとは限らないのが、少しツライところでしょうか。

どこからどう説明するのがいいのか難しいなぁ。
とりあえずネタバレ有は下に置くとして、
ナシのバージョンとして…。

大作としては文句なしのレベルで製作されています。
しかし二時間27分という、狂的な長さを考えると、
その大半がシムシティばりの都市建設〝物理〟に費やされており、
瓦礫が舞い、「僕の古き良きピラミッド~」が乱立し始めると、
もうお腹いっぱいだよ、エリックやめてくれ~ぃ、という気分になります。
また、これまでの二作と比べると、壮大なテーマな割に世界観が狭く、
……まさかここから移動しないんじゃねぇだろうな……
と、思っていたらホントに移動しない、という、ね。

松平健の素晴らしい吹き替えにも関わらず、
たぶん最大の敵であるはずのオジサンも、
「君にチカラを授けよぉ、ホーホー、お礼はいらないよ~」
って感じの人だし、「友達は最初の四人まで」とか、
「世界中のみんなと繋がりたいんだ!」って割には、
コミュ障すぎやしませんか。

これが二時間内の作品だったら、
割とオススメできるんですが、
二時間半となると、もう不要なシーンが多すぎて、
元々このシリーズが好き、という人以外にはキツそうです。
個人的には、ジェームズ・マカボイが好きなので…_(._.)_

以下、
ネタバレ有の感想です。

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『ハンガー・ゲームFINAL:レボリューション』を観ました。 [映画]

     
ハンガーゲームFINAL:レボリューション』
2015年公開作品。

これが四作目、とうとう終わりました。
一番面白くなかった(笑)
他の三作もつまらなかったけれど、
この作品はもうエンタメである必然性も放棄して、
かなりヤバイほど面白くなかったです。

ただし、いつも注釈するように、
この作品は十代から二十代の夢見がちな乙女の為の物語なので、
ターゲット層以外がゴチャゴチャ言うのは無粋だと思います。

しかしそのうえで、
これはそのターゲット層すら、面白いと思って観たのかどうか。
もともとそうでしたが、とにかくヒロインが何をしたがっているのかよく判らない。
「わたしは××を××する!」
と、毎回声高に宣言するんですが、
毎回、周囲の言いなりになって後悔しては、また、
「わたしはもう××はしない!」
と、宣言。
このループなんですね。
困るのは、別にこの予定調和ってのは、
物語を盛り上げるうえでは問題とは思えない古典的な技法って点です。
盛り上げて、次の段階にグワッとテンションを上げていくには、
単純で簡単な割に上手な手だと思います。
それなのに全体の戦争に具体性がないので、
そもそも君らは何をしているんだね???
という疑問が終始払えないまま、ラストに突入です。
敵と味方のエライ人を両方殺したら全てがOKになって、終わりました。

私は戦争にヒロインをからめる必要はなかったと思います。
『トワイライト』とかはステゴロで草原勝負だったからともかくとして、
『ダイバージェント』とか『メイズ・ランナー』とかコレは、
種族間トラブルを越えていて、いくらなんでもつまらない。
『スター・ウォーズ』とか『ハリー・ポッター』とか『指輪物語』になってしまえば、
十代のモヤモヤ世代に特別なチカラがあって~という厨二物語もいいですけどね。
『ハンガー・ゲーム』に関しては、『風と共に去りぬ』系で良かったんじゃないの?
と思います。
戦争は対岸の火事で、自分は逃げ惑ったり、
家族が犠牲になったり、好きな人が戦争に行ってしまったり、
なんやかんパーティーしたりもするけれど、
最後は破産して「がんばって生きていきます」みたいな。
『フィフティ・シェイズなんちゃら』が当たったことを考えたら、
それでいいと思うんだけどなぁ。
……つまりテーマは性愛と官能だけで、
あとはヒロインたちには無関係の時事問題。

『トワイライト』以降、これでもかという感じで出してきた
ティーン向け乙女映画がちょっとダウンして、
こまめに稼げるヒーロー系が乱発してきましたねぇ。
わたしとしては、まだそっちの方が楽しめますが…。
いつか「これスゴイ乙女系ハリウッド!」っていうのが観られるのが楽しみです。

このシリーズは生き残った者の宿題みたいな作品でした。
面白くはなかったですが、
それでも最後まで観届けようという気持ちにさせてくれるチカラは、
やはり強いものがあったと思います。
興味のある方は、なんの期待もせずに、
むしろマイナスからの視点でシリーズ一作目から観てください。
期待しちゃうよ! という方は観ない方が吉です。


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スパダリ登場作品『デッドプール』と、その正反対にある『メイズ・ランナー2』 [映画]

     
『デッドプール』
2016年公開作品。

マーベルはぁはぁ層が大好きな横糸縦糸が絡み合った作品が増加一方の中、
今作は九割がた、他作品の呪縛からはみ出した良作です。
他作品との連携がほぼないため、
いろんな意味で公開まで苦労したらしいけれど、
おかげで異例の大ヒットを遂げました。

個人的には、『アメージーング・スパイダーマン』は主役俳優の劣化がつらかったので、
配給関係で中止してくれたのはよござんしたと思ってました。
そのおかげというか、なんというか、
よりスパイディっぽい『スパイダーマン・ホームカミング』が製作されたのは、
あっちのリア充系ピーターが好きだった人には申し訳ないですが、
すごく嬉しいです。

で、なぜスパイディの話を出すか、というと、
デッドプールと言えば、彼がスパイディの大ファン、という設定があるからです。
悲願といえば公式でデップーとスパイディがチームアップしてくれることざんす。
(版権の影響で難しいそうなんですけど)

この映画には残念なことにスパイディは登場しません(T-T)
(アクションシーンの背景で〝パーカー通り〟という看板が出てきます)
マーベルのお仲間としては、Xメンの未登場キャラが二人。
基本的なおもしろさの大半は、デッドプールという特殊なキャラの魅力に頼っていますが、
〝キャラ物〟だからそれでいいのかな?
私としては、前作を観ていてもだんだん意味不明になっていく超大作より、
きっちりエンドマークをつけてくれる今作の方が嬉しいです。
でも世界的に、映画の需要がネットに傾いていくなら、
テレビドラマ的な〝引っ張る〟作りになっていくのも仕方ないのかもしれません。

R15作品なのと、少々のグロシーン、エロシーンなどあります。
ご家族での鑑賞はオススメしません。
同じ趣味のお友達と観たら仲良くなれそう(^_^)/
女性上位がご褒美なカップルにもオススメです。


     
『メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮』
2015年公開。

感想を言うのが難しい…。
面白いか面白くないかでいうなら、面白くないことは間違いないです(-_-;)
でもたぶん、1もそうだったし、
『トワイライト』の男子版って思うと、これは〝こういうもの〟でいいんですよね…たぶん。

制作費が増えたんだか減ったんだか、
廃墟背景が増加し、怪物CGが激減。
怪物は〝感染した人間〟に置き換えられ、
迷路の攻略要素はなくなりました。
主人公は前作以上に、『トワイライト』から脈々と続く、
〝わたし〝だけ〟が世界を救える〟
〝みんなわたし〝だけ〟を狙っている〟
というライジング思考好き~に昇華。
これも少年少女向けのテレビドラマだったら、
それなりに先が気になる良作になっていた気がします。
B級テイスト、としして観たとしても、
ハンガーゲーム』や『ダイバー・ジェント』の方がまだマシかと(^^;;

登場俳優に好きな人がいる、
二十歳未満、ふだん映画は観ない、
という方にオススメかな~。

……余談ですが、今はこの主人公を演じている役者さんの顔も名前も記憶してませんが、
二十年後に、「あっ、あれに出ていたんだ」となる可能性は確かにあります。
ここんとこ具合が悪くて『フレンズ』のブルーレイを最初からえんえん観ていたんですが、
(生涯でもっとも繰り返し観るドラマになるくらい観てます)
今になってやっと、レイチェルのラルフ・ローレン時代のアシスタントから恋人になったタグ役の
エディ・ケイヘルさんって人が、CSI:NYのドン・フラック刑事役だったと気づく! という、ね(^^;;
SATCに出てたのは判ってたけど、CSIは気づかなかった。
髪型変わるとね~(-_-;)
『バフィー』のエンジェルと『BONES』のブースは髪型が一緒だったから…。
熟成して好きになる俳優さんもいれば、
若い頃の方が良かったなぁという人もいて、記憶にとどめるのは難しいですが、
合致すると面白いです。
『メイズ・ランナー』は若い俳優さんが多いので、こういうことがたくさん起こりそうな気がします(笑)
そういう視点で観るのも、ちょっとオススメです。


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予想は越えないけどそこが落ち着く『マイ・インターン』 [映画]

     
『マイ・インターン
2015年公開作品。

大好きなアン・ハサウェイと、
デ・ニーロさんのハートフルムービー。

〝こういう話じゃないかな?〟
〝結局こうなるんじゃないかな?〟
という予想を大きく越えることはないので、
斬新! とか、衝撃! とかはないんですが、
逆にその〝超展開はないよ〟感が安心安全な作品です。

物語はありきたりなので、ネタバレとか見ずに観ないと、
見るところがなくなって退屈になっちゃうと思うのでご注意。

ドキドキもせず、ワクワクもせず、
でもほっこりしたい、という気分の時にスッと胸に入ってきてくれる良作です。
アン・ハサウェイが好きなら、
彼女のキュートさや立ち居振る舞いだけでキュンキュンできることは請け負います。

あまりいろいろ考えず、ほっこりタイムにオススメの作品です。


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『ダイバージェントNEO』と『ハンガーゲーム3の前編のなんちゃら』を観ました。 [映画]

     
『ダイバージェントNEO』
2015年公開作品。

なんと、三部作で、コレでは終わらないとな(・д・)

一作目(→わたしの感想)を観た時の感想と大差ありません。
物語が〝よく判らない塔〟みたいなところを中心に展開している分、
前作の方が世界観は広かった気がします。
相変わらず地理的な距離や派閥の境目など全く不明なので、
電車は走ってるけど車はない、とか、
エレベーターはあるけど自転車はない、とか、
核はあるらしいけど茶筒クラスの箱は物理的に開閉できない、
みたいな、「あるないクイズかよ!」ってツッコミどこは満載でした。
でもまぁ、このへんは、『ハリポタ』や『トワイライト』から脈々と続く、
〝どうでもいいことは気にしない〟
という趣旨の延長上でしょうから、あえて無視しなくては…ね(´д`)

前作より更に、
「わたし〝だけ〟が世界を救える」
「敵はわたし〝だけ〟が狙い」
という超自意識ライジングは拡張中ですので、
このヒロインを好きになれるかが大きなポイントなんですが…。
私個人は、がっつりメイクや髪型やふっくら体型など、
かなり引き気味でした…。
ただ、相変わらず、続きが出たらWOWOWなどで観よう、
と思えるくらいには、良質に製作されています。
中学生気分で視聴するのをオススメします。


     
ハンガーゲーム FINAL:レジスタンス』
2014年公開作品。

これも前回の感想と大差なしですね。
ただ『メイズ・ランナー』とか『トワイライト』とか『ハリポタ』とかと同じく、
ジュブナイルとして製作された作品を、
わたしのような棺桶に片足突っ込んだ人間が鑑賞して感想を述べるのは、
やはりちょっと違うかな、という気はします。
大人向けの視聴を目的としていないのに、
大人が観てブツブツ言うのはナニですよね。
世界中のオンナノコたちが「カットニス可愛くてカッコイイ!」と夢中になれたら、
それで充分な気がします。

ですので、二十五歳以上の映画をよく観る方にはあまりオススメしませんが、
それ以下の年齢で、映画はあまり観ない、という方には、
お友達や彼氏と観るのをオススメします。
その際には、配給側の宣伝やあらすじなどは無視することもオススメします。
死をかけたゲームとか主体じゃないですし、
反乱も〝何を目的として何をしているのか〟は描いていません。

あ、ただし、コレもまだ続きがあるそうで…。
わたしってばWOWOWで冒頭を撮り損ねたので
まだラストまで観てません_/>O


以下、少しプライベートなここ一ヶ月の近況を。


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『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』と『インターステラー』 [映画]

     
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』
2016年公開作品。
ザック・スナイダー監督っていうのは、
私の中では面白い系と「よくわかんないな」系の人というイメージで。
この作品は後者だったわけです。
完全版とかいうのがあって、それを観ると謎ポイントが判るようですが、
¥500出してHV映像版レンタルした身としては、
「かんべんしてください_/>O」
としか言いようがないかな…。

版権の関係で、とにかくもう一つアベンジャーズを作りたい大人たちが、
頑張って毛色の違う方向のヒーロー大集合もののプロローグを作った感があります。
特にラストのとってつけた感のある
「ん? どっかで…見…た? ような…」
アベンジャーズと互換してるヒーローがポロポロ現れるのには、
いかがなものかと首をひねることしきり(-_-;)

ただベン・アフレックのバット・マンは想像よりずっと良かった!
やはり期待しないのが吉ですな。

とにかく全体的に暗くて黒い!
愛するジェシー・アイゼンバーグが悪役(なんとレックス・ルーサー)として登場するので、
いちいち吹き替えと字幕で切り替えるバカな私でしたが、
その悪行も、頭脳明晰な人の方法とは思えず、
つまりやっぱりお話に関してはアベンジャーズ同様、
もうヒーロー大集合でドカバキやらせて、それを愉しむ!
と、割り切るしか意味は無いのかもしれません。
正直、この手の作品で三部作とかやられたら、
今以上に日本での収益は見込めなくなるのではないかなぁ…。

ただ、そういったマイナスポイントを差し引いてなお、
すべての功績をかっさらっていったワンダー・ウーマンのカッコ良さよ(>_<)
♪デレレデレデレデレデレデレ~
という超絶テーマソングだけで白飯三杯いけまっせ!
子供のころ、一番好きだったのはワンダー・ウーマンでしたが、
なつかしかったなぁ。
あの金の投げ縄とか!

う~ん……
そういう意味で、インヒューマンのヒーローヒロインがワラワラ出てくると、
バットマンって、頑張ってるけど〝ただびと〟なわけで、
そういう良さとか、親近感とか、共感とかがあったら、もっと良かったのにな~。

沼の住人としては、スーパーマンことヘンリー・カビルさんの美貌で三杯飯かなぁ。

この手のワーキャー映画が好きな人なら、きっちりお金をかけている映画なので、
充分に観る価値はあります。
ただ、『マン・オブ・スティール』とか、『バットマン三部作』とかみたいな、
ノーラン調のリアルヒューマニズムヒーローを期待するのはいけません。



『インターステラー』
2014年公開。
で、実はこっちがクリストファー・ノーラン監督作品、という、ね。

ところで、何度も言うけれど、わたしはパラレル・ワールドと、
タイム・パラドックスを肯定した物語が大嫌い!(笑)なんです。
有無を言わさぬ力で納得させられるSF作品もあるにはあるけれど、
たいていの場合、上記の条件はお話をご都合主義にしてしまう手段なので。
逆に言うと、
わたし程度の者なんか、ボケッとしているうちに納得させてしまうSFもたくさんあります。
その中の一つで、わたしが生涯その感動を忘れないのが、
ロバート・A・ハインラインの『夏への扉』です。
↑ この作品については、本が好きな人やSF好きな人や、
「わたしはヲタクです」と自認する人なら読了しているとは思いますけれど、
なにしろハインライン、1957年の作品で、
わたしの時代ですでに〝古典〟と呼ばれていましたから(^_^;)
知らないなぁ、という方で、インターステラーが面白かった、
という方はぜひ一読してみてください。
あ、もちろん、逆にいろいろ読んだ末に、
『夏への扉』なんてっケッ、ていう人がいるのも、それはそれでアリなのです。
わたしがタイム・パラドックスが受け付けないように、
ミルフィーユみたいな平行宇宙ものが大好き!って人だってたくさんいて良い、
それがせっかく日本でいろんな作品に触れられる自由だから。
ただ、〝SFってどういうものなんだっけ?〟
って思った時、そんなに難しく考えなくてもいいよ、
って、万人に扉を開けてくれるような、そういう優しい作品なのは確かです。

そしてこの『インターステラー』。
なっげーーーーーっ_/>O
アホかってくらい長い(-_-;)
2h49mって、ほんとアホか(笑)
その三時間近いドラマの中に、
これでもかと、最後にわたしたちを納得させるための縦糸、横糸を紡ぎまくります。
わたしは最初の十分くらい、まず飽きて、
「これ、SFですげーって言われてなかったっけ…?」
小麦農家の話だっけ? と、ダラダラしておりました。
しかしダラダラ観ていてもお話はなかなか進みません。
いや進むんだけど、そして、あとからその一つ一つが、
「ああ…」
と納得させられもするんだけれど、
一時間観ても、まだ半分じゃないという、ね(笑)

この物語については言うことはないです。
興味がある人はすごく時間のある時に観てみてください。
ダラダラ観てても、やがて
「どういう話だろう」
と考えながら観始めれば、
最後には納得して感動できると思います。

好きな映画かどうか、と訊かれたら、それは違うんですよ(笑)
二度は観られないし、観たくないんです。
それはたまたま、わたしが観たタイミングが、
飼い猫の死を覚悟しなくてはならない時期だったからです。
時間というのは永遠のものではなく、
伸び縮みする始まりと終わりのくっついた紐のようなもので、
わたしたちはそこに点在するスポットだと考えています。
そのスポットは点滅して、いずれ消えてしまう。
終わりに飲まれて、あるいは始まりが起こって。
点滅の速度や、終わりの速度は様々な影響で変化する。
でもね、そういうこと、考えたくない時期だったんです(笑)
なのに思考させられて、ラスト付近では何回も泣かされてね。
ただこの感動や苦痛は、上記した、『夏への扉』を〝文学〟として認知できない人には、
理解しがたいものかもしれません。

最後まで観て、つまんない、と感じてもいいと思うし、
それ以外の感想を抱くのもいいと思います。
わたしは二度と観ませんが、この作品はSF傑作だと思いましたよ。
万人にオススメです。

……ちょっと蛇足なんですが。
『プロメテウス』が最初の宣伝の雰囲気では、
こんな感じを想像していたんですよ(笑)
人類の起源とは、とか、生命の始まりとは、とか。
そしたらアレだったじゃないですか(笑)
で、アレはわたし、何度も観るんですよ、傑作とは思わなくても。
結局、映画ってそういうものなんですってヾ(^_^;)


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生涯でオススメする映画を残すことにして一弾目が『ジェヴォーダンの獣』 [映画]

     jevo.JPG
『ジェヴォーダンの獣』
2001年公開作品。
製作国=フランス

昔、HPで感想を載せていたんですが、
今、そこは見られないので改めて(^_^;)
(なんとPCがボロボロのせいで自分でもサイト情報に入れないというアリサマ)
古い犬のせいか、思い出すのが昔の作品ばかりで、
そもそも好きな映画が1980年代から2000年代初期という感じなので、
軽く十年たってるのに、うーん、
どうやら一世代たってしまって、あまり認知されていない傑作が埋もれつつある、
と思いまして、自分なりに過去作で〝わたしの好きな映画〟をご紹介していこうかと。
注・好きな順ではなく、思い出した順に。
また、あくまで個人的なオススメなので、同じ系統が好きだ、
という方が参考にしてください。

その一弾目が、
『ジェヴォーダンの獣』であります。
この当時、フランスでは、脱ハリウッド! 越えろハリウッド!
が、合い言葉のように、サイコサスペンスやミステリーの名作を実写化していました。
注・『羊たちの沈黙』米が1991年。
『クリムゾン・リバー』仏2000年。
『薔薇の名前』仏はなんと1987年。
(死ぬほど可愛らしい見習い修道士のクリスチャン・スレイターが見られます)

ものすごく良く出来たアクションミステリーですが、
当時としてはヒットしなかった記憶があります。
(わたしはすごく好きで、DVDも持っています。買っておいてよかった)
理由の一つとしては、
この、主題となっている〝ジェヴォーダンの獣〟というフランスの古い都市伝説、
(日本でいうなら『番町皿屋敷』くらいの感覚だろうか…)
日本人には馴染みが薄い_/>O
また、当時の感覚としては洋画の主人公は〝知った顔〟が必須でした。
ジャッキー・チェンとか、トム・クルーズとか、
名前を聞いただけでどんな映画か想像できる感じの(^_^;)
しかし、サミュエル・ル・ビアンって誰?
マーク・ダカスコス??
有名俳優がまったく出ていないわけではなく、
脇役としてはヴァンサン・カッセル、モニカ〝超絶美女〟ベルッチもいるのです。

本当は何も聞かずに観て!
と言いたいところですが、それじゃあ良さが伝わらないので、
いくつか観てみてポイントを…。


その①
とても見やすいアクションを観て!
最近の3Dとか、CGとか、ブルーライトとか、
とにかくせわしない画像に虐げられた目には、
〝何が起こっているのか一度で判る〟映像というのは、
とてつもない価値を感じられるのではないかと思います。

冒頭のどしゃぶりの雨の中、現れる妖しげな黒ずくめの異端の二人組、
泥まみれで逃げ惑う父と娘、それを追う蛮族。

この、冒頭のシーンだけで二人組の役割、性格が判るのがすごい!
一方は明朗快活な金髪、一方は寡黙だけど〝忠実な〟異端(インディアン)。
この〝忠実な〟というところが、実は重要です。

アクションシーンは満載で、
手を変え品を変えやってきますので、
わたしのオススメとしてはめずらしく138分という長丁場ながら、
飽きることはありません。

その②
フロンサックとマニの関係を観て!
上記に書いた金髪がフロンサック、
インディアンがマニです。
フランスを巡る便宜上、マニはフロンサックの〝忠実な〟召使いというポジションにいますが、
実際には新大陸で出会い、命を預け合った経験から、
義兄弟の契りを交わした非常に親密な間柄です。
この二人に関しては、損得や欲にまみれた他の登場人物たちの中にあって、
異質なまでに聖性が強く、お互いの間では裏切りや誤解のない、
とてつもなく真摯な絆によって描かれています。

実はマニは
(ここはさすがにネタバレきついので、数行空きます。
ここまで読んで、ネタバレなしで観ようと決めた方はスルーしてください)






蛮族(反逆者)に殺されてしまいます。
生死を崇高に扱うモホーク族の誇り高い戦士が、
残忍な殺され方をしてしまうのです。
フロンサックの憤怒は頂点に達し、
義兄弟の復讐のため、〝フランス人の紳士〟としてでなく戦いに赴きます。

この、マニの死が泣かせるのは、
もちろんただ死んだ、というだけでも悲しいんですが、
博物学者であり、〝獣〟の正体を探るフロンサックに真相を突き止めさせるため、
自分の遺体をきっちり彼の手元に届くようマニが逃げているところなんですね(T-T)
フロンサックは血まみれのマニの遺体を洗い、
傷を検証し、誰が犯人か、どんな奴にやられてしまったのか、
みずからの手で義兄弟の検死をすることで到達するのです(T-T)

最後、フロンサックは愛くるしいヒロイン、マリアンヌとフランスを去ります。
でも彼の寂しさ、虚しさは、きっと死ぬまで誰にも埋めきれないことでしょう。

その③
難しいことは抜きでストーリーを観て!
この物語のプロローグは、実はフランス革命の夜が描かれています。
語り手の伯爵は、獣退治の当時まだ少年で、
つまりはそういう時代感なんですね。
政府の転覆を謀ろうとする有象無象がゴチャッといる。
注目して欲しいのは、モニカ・ベルッチ分する謎の娼婦、シルヴィアで、
実はupした画像の左端、おかしな鉄扇を持っているのがその人です。
彼女は法王庁からの諜報員で、聖書を歪める背信者を捌く処刑人でもあるんですね。
彼女の必殺シーンは一度しかないんで、もったいないんですが、
それだけに目を離さないで!

物語は、フランスの歴史や、聖書をからめないと本質的なところは意味不明なのかもしれません。
でもそういうのを抜きにして、普通に、
〝貧しくておかしな宗教にハマった人たち〟と、
〝田舎が気に入らなくて都会に復讐したい貴族〟が手を組み、
政府転覆を謀る、というのが骨組みとして判ればいいかと。
そしてこのドロッとした憤懣やるかたない背景に、
実の妹によこしまな恋着をする兄、
そんな兄の気持ちも知らず蝶よ花よと愛でられてフロンサックとの恋愛を愉しむ妹、
人を騙そうとする神秘を暴く主人公フロンサック、
そんなフロンサックを守護するマニ、
と、魅力的なキャラクターが愛憎渦巻くストーリーを展開するわけです。



さて、
いかがでしょう?
ちょっとでも観たい、という気持ちになっていただけましたか?
腐女子寄りのオススメの仕方になってしまったかもしれませんが、
男性が観ても普通に楽しめるアクション作品です。
Amazonではレンタル落ちとかしかないようですが、
TSUTAYAディスカスではDVDレンタル可能です。

作品として、観て損はしないと思いますが、
わたしとは嗜好が違った場合は、いかんともしがたいものがあります。
また、古い映像は見るにたえない、という場合も、
それじゃあどうしようもない、としか言いようがありません。
あくまでも、〝わたしのオススメ〟ということで、
埋もれた傑作、ぜひ一度はごらんになってみてください。


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