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ネタごとまとめてあげていく『THE FADES』『Recザ・クァランティン』『ある優しき殺人者の記憶』 [映画]

     fades.jpg
『THE FADES』
2011年のイギリスのテレビドラマですね。
途中まで観てて、huluに加入したら、
続きが入っていたので最後まで観ました。

最初の方は青春ものとして悪くなかったと思います。
テーマはかなりメチャクチャで、
というか、コレ、どういう作品なのかよくわからないんですよ。
一応、ゾンビ系幽霊退治もの? なのかな???
と思って観ていると、
ムチャクチャな心霊観、宗教観で、
「いくらなんでも……」
って展開が目白押し(-_-;)
さすがに死んだ人の魂は限定ポイントから、
運だけの理由で昇天可能、
って、ちょっと納得しがたいシステムでは?
なんにも悪いことしてなくても、運がなかったら地上をさまようって、
改めてムチャクチャな心霊観だな…。

素直に若者たちを主人公にした物語にすればいいものを、
変に大人たちのアレコレを導入するので、
振り幅がひどい_/>O
主人公を導くはずの大人の男性が、
最低最悪なダメ人間なのもツライ。
(コイツがせめてイケメンだったら…)
この男、同年代の女性にはフラレるわ、
フラレて相手にされていないのにしつこくするわ、
宿命みたいなことを口にして身勝手な心霊観押しつけてくるわ_/>O
さすがにラスト近くで主人公のカノジョを銃殺した時は、
コイツはゾンビよりひでー、と思いましたね。
つーか単純に、ラスボスよりタチ悪いよ(>_<)

あ、さらっとネタバレしましたが、
そういう覚悟があって観ないと、
ラストにポカーンとなってしまうので要注意です。
オススメはできないんですが、
青春ものとしてなら、それなりのモヤッと感で観られるかもです。
もしかしたら『クロニクル』っぽく作りたかったのかもしれない。
だとしたら大失敗です(-_-;)


     
『Recザ・クァランティン』
2008年公開作品。
あれ? もうそんなか?

主演のジェニファー・カーペンターさんは、
『エミリー・ローズ』が最盛期だったのだろうか_/>O
作品、演出、可愛い度、すべてが前年のスペイン版オリジナルに負けてる。
負けてる、というか、オリジナル版も、
別に奇をてらってるわけではなかったから、
せまいビル内、縦に移動、出られない、POV。
これらを活用した、ある意味定番のホラーだったのに、
ハリウッド版はただの感染ものにしてしまったので、
怖さが半減(-_-;)
オリジナル版が、アンヘラたんの可愛さもあいまって傑作の呼び声も高かったのは、
やはり『なにがなんだか判らない』というのを貫いたからだと思います。
病気だから噛むとか、病気だから泡噴くとか、病気だから生き返るとか、
そういうんじゃないんだよ_/>O
悪魔だからどうにもならないんだよぉぉぉ_/>O

あ、またシラッとネタバレを…。
まぁ、いいや。

とりあえずこのハリウッド版のラストはオリジナル版とは異なります。
赤外線カメラ大活躍のとびきり怖いシーンも、
オリジナル版に軍配。
POVの演出も、ハリウッド版は過剰すぎて目がおかしくなるよ(/_;)

そんなこんなのハリウッド版なのに、
なぜか『Recザ・クァランティン2 ターミナルの惨劇』は、
……わたしの感想→『Recザ・クァランティン2』
それなりによく出来ていた印象です。
ただネタを感染(物理的な)にしてしまったので、
どうあがいてもバイオ・ハザードの何番煎じになるしかない、というね(´д`)

この作品を観るくらいならオリジナル版を一気観してはいかがでしょう?
わたし的には、
1→良 2→普 3→駄 4→普
くらいのデキです。
そう…4まであるんですね~(^_^;)
でもたぶん4で終わりです。
『クライモリ』の惨劇はない…はず…。


     
『ある優しき殺人者の記憶』
2014年公開作品。

この映画は白石晃士さん監督作品です。

↑ これがすごく重要です。

わたしが観たのは結構前ですなぁ。
実はわたしは白石監督作品って知らずに観始めて、
ラストで「あ、こいつはもしかして」と思ったら、
やっぱりそうでした。

とりあえずわたしは白石監督の『オカルト』は観ています。

ああああ、難しい_/>O
この監督を誉めたりするのは簡単ですが、
なにがどう、と説明するのは困難です。
好きな人は好きだし、ダメな人はダメ、
としか言いようがありません。
その点では園子温監督より極端だと思われます。

前にわたしが奇妙に惹かれる作品として、
『ドリル・マーダーズ』の感想をあげましたが、
『ドリル・マーダーズ』
コレと似たイメージかなぁ。

どんなにつまらなくても、
とりあえずネタバレなしで最後まで観てみて欲しい。
としか言いようがありません。
それで胸の中が〝モヤッ〟となれば、
この映画はいいんじゃないでしょうか?
最後の五分まで、
「なんじゃこりゃ???」
で、いいんです。それで正解です。
この作品は、人殺しヒャッハーとか、
エログロさいこーっとか、そういうんじゃありません。
むしろ……むしろ……
うまい例えが思いつかないッッッ!
つまり、それくらいオリジナリティが爆発してるのです。
……あー、マンガなら近いところは、
わたしの大好きな諸星大二郎先生とかの世界観ですかね~

なんだかよくわからない世界観はごめんだな、
って人は観てはいけません。
逆に、胸の中に〝モヤッ〟を溜めてみたい、溜まってる、
という方は、一時間25分の作品ですし、観てみてはいかがでしょうか?


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満を持して観た『エージェント・ウルトラ』 [映画]

     
『エージェント・ウルトラ』
2015年公開作品。
ジェシー・アイゼンバーグとクリステン・スチュワートの
ハチャメチャアクション。

観る前はちょっと危うい予感があって…。
実際、観た後もこれは観る人を選ぶなぁとは思うんです。
内容の割に長く感じるのは、
CIAサイドの話も細かく挿入するためでしょう。
この映画のテーマからして不要と思うんですが、
〝やりたいようにやるんだ〟
という気持ちが伝わってきて、それはそれでいいかな、
という力技で納得させられました。
生真面目なアクションだとか、
おもろコメディとは思わずに観られる方にオススメです。

個人的にはもの凄い好みでした。
『トゥルー・ロマンス』(1993)を思い出して、
ちょっと涙ぐんだりして(/_;)
わたしは『トゥルー・ロマンス』で
クリスチャン・スレイターが好きになったんですよ。
いま洋画沼にハマッてるんで、
若い同志が昔の、たとえば「処刑人」とか、
再び評価してくれてるのを見たりすると、
感激しちゃったりするんですよね(T-T)
(この手だと、『ヤングガン』がオススメなんですが、
当時もDVD出してくれなかったんだよな(T-T))
『トゥルー・ロマンス』は『…ウルトラ』が好きで
未見だという人にはぜひ観て欲しい作品です。
いろんな映画に影響を与えたし。

ジェシー・アイゼンバーグは、『グランド・イリュージョン』以来、
わたしにとってクリスチャン・スレイター、ジョシュ・ハートネット系の、
俳優で観るタイプの出演者になった気がします。
もちろん、今、『ハンニバル』のヒュー・ダンシーも大好きですけど、
だからって彼の出演しているラブロマンスとか、別に観たいと思わないので(/_;)
だってホントにドラマ苦手なんだもの(/_;)(/_;)(/_;)
でもジェシーさんの場合は、観たいかもな…。
それに私にしては非常にめずらしいことに、
字幕版で観ると決めている唯一の俳優さんです。

……ちなみに、韓国映画は俳優にかかわらず字幕版で観ます。
これはアジア系の人種なのに、
口と日本語が合っていなくて違和感を感じるからです。

ジェシーさんは『ソーシャル・ネットワーク』で
マーク・ザッカーバーグを演じて以来、
超早口可能俳優として知られています。
『…ウルトラ』でも、恋人のフィービーに、
「ゆっくりしゃべって」と注意されるシーンがあります。
『グランド・イリュージョン』でも単身で手品を披露するシーンでは
かなり早口なのがわかります。
吹き替え版で観ると印象が違ったので、
ジェシーさんの出演作は字幕版にしようと決めたんです。
実際は字幕版の訳はかなりいい加減なので、
吹き替え版にしたいんですけどね。
いい加減、という表現はまずいか(笑)
はしょりすぎ?
必要悪だというのは理解できますが…。
吹き替えと字幕で両方観られる場合は、
好きな作品は両方観るのをオススメしますね……
声がどーのこーの言うより、ずっとびっくりしますから。
というか、まぁ、英語が判るのが一番いいんですけど。

さて、前置きが長くなりすぎました。
『…ウルトラ』じたいの感想を書かなくては(^_^;)

あらすじは簡単です。
〝過去の記憶を消去されたハイパーエージェントが殺されそうになり、
半覚醒して恋人と共に逃げまくる〟
基本はこれだけです。
わたし的にはアクションがこの倍でも嬉しかった。
でも、このお話はロマンスものなんですね。
血を流し、銃弾が飛び交う世界でのロマンスです。
クリステンさんは『トワイライト』より、
ジェシーさんのお芝居に引っ張られてか、
せつないラブを上手に演じておられました。
鼻にかかった「ハニー、ベイビー」という声は、
男子にはたまらんものがあるのでは?

ジェシーさん演ずるOhポカホンタスな感じの諜報員マイクを
可愛い奴と思えるかどうかで、だいぶ話ののめりこみ感が変わってくるかと。
『トゥルー・ロマンス』の主人公、クラレンスは映画ヲタクの男の子、
マイクは町のちっさいハヤらないマーケットで意外にマジメに働いてる男の子。
どちらも序盤は暴力にも〝異世界〟にも無縁です。
実験的にプログラムされたハイパーエージェントとしての能力に目覚め、
最初の二人を殺害してしまった後のマイクは、
あまりにもナチュラルにポカホンタスで
(アニメのナニではなく、この語呂のイメージするナニです)
可愛いやら危なっかしいやら。
フィービーさんが自分の人生を捨てて彼を愛する気持ちも
理解できるというものです。
個人的に、電話のシーンで、
イェーツとの噛み合わない会話が好きです(笑)
マジメな顔したマイクが、いちいちラセターに「良い感じ」みたいに頷くんですけど、
電話の向こうのイェーツは〝話が通じてない感じ〟にイーッとなってる(笑)

以下、ネタバレを含む感想が続きます。



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感想を忘れていた『ジュラシック・ワールド』 [映画]

     
『ジュラシック・ワールド』
2015年公開作品。

確か『スター・ウォーズ~フォースの覚醒』の感想の時に書いたと思うんですが、
この作品も、基本的に〝古き良き時代〟を知る者を落胆させぬよう、
且つ、新規の皆さんにも入りやすく、
ものすごく頑張った良作になっていました。

吹き替え版がガンガン責められていますが、
この作品は俳優が何を喋ってても、意味は無い気がします(^_^;)
主役は恐竜だし、何回観ても、
ヴェロキラプトルとTレックスに「waao」って言えたら、それだけでいい作品では?
最近はワーキャー映画ヒューマンドラマを求める人が多くて、
評価が下がってしまうのは残念です。
ヒューマンドラマに重点を置きたい方は、
自分の嗜好を吟味して、もうちょっと別角度から映画を観ることをオススメします。
(もちろんヒューマンドラマ作品では、声優さんの演技や滑舌は重要でしょうとも)
あの主役が何言ってるか判らなくても、
ぜんぜん、ちっとも、お話は問題なく進むじゃないですか。
子供らの両親の離婚話と、パークで人間がパクパクごっくんされる話、
何も関係なかったでしょう?
最初からこの映画は元々の『ジュラシック・パーク』の精神を継承してると思いましたね(笑)
(原作にはきっちりとしたドラマがあるので、
気になる方は原作を読むことをオススメします。
素晴らしい小説ですよ)

元々の『ジュラシック・パーク』の凄さは、
あのテーマソングと共に、恐竜大好きっ子の教授が、
プラキオサウルスの群れと遭遇する、
あの感動を与えてくれたことです。
そして日が暮れると一変、
嵐が来てTレックスに追い回される恐怖。
更に一難去ったかと思ったら、
序盤で恐怖の伏線が張られたラプトルに屋内で追い回される恐怖。
かと思ったらラストは人間の浅はかさを嗤うような、
Tレックスの劇的な登場と咆哮。

当時原作を先に読んだ人は、みんな映画をこき下ろしましたが、
わたしは映画が先だったので、充分に感動しました。
すぐ原作を読み、確かに「なんて素晴らしい小説なんだ!」と感動しましたけど、
それでも映画のすばらしさは損なわれませんでした。
〝鳥かご〟の恐怖が描かれるのは3になってからですが、
こればかりは今回の『ジュラシック・ワールド』より、
『ジュラシック・パーク3』のプテラノドンのドームのシーンの方が怖いし面白いですよ。
ワールドのプテラノドンは、なんかすごく軽そうでしたね(^_^;)

メモに書いてあるのが、
あのCEOが登場して、かなりあっさりと死んだ理由ですね。
なんの暗喩なんでしょう?
別に意味なんてなかったのかなぁ。
だったら登場そのものがなくても良い気が(笑)
人間より恐竜に価値観を見いだしちゃってるヒロインは
ディープ・ブルー』の女博士を彷彿とさせられました。
でもディープの方はきっちり自分でケツを拭かせるけど、
こっちは特にありませんでしたね~
むしろ自分の意見なんてなかったことになっていて、
そこらへんは、やっぱりこの作品のドラマ性の低さを露呈していたと思います。

個人的には、人間がパクパクされるのは相変わらず何も感じないんですが、
ラプトルが一匹ずつ始末されるのは泣いちゃいましたね。
人間のためにけなげに頑張る動物とかマシンを見ると、
人間が殺された方がはるかにマシ、と思えちゃうのが、
最近のわたしのクズ人間ぶりを表しています。

とりあえず、この手のワーキャー映画が好きな人は、
「どうせパクパクゴックンの映画でしょう?」
って思わず、
そのパクパクゴックンに徹した二時間ちょいを堪能することをオススメします。
流血シーンは特にないですし、グロ度はゼロに近いです。
『ジュラシック・パーク』のように、
映画の歴史に一ページを刻むような力はありませんが、
あのパワーをもう一度望もうとする姿勢は評価できます。
普通に二時楽しめます。
オススメです。


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ナニな映画、二連チャン『悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』と『ダークハウス』 [映画]

     
『悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』
2013年公開。

意外に評価が高いのが驚きッ(・д・)

ちょっと前に観たんですが、
確かにストーリーに破綻はないです。
それほど複雑なお話ではないけれど、
この手の作品は矛盾があって当然だったり、
ツッコミどころ満載だったりするので、
それを考えると、ちゃんとお話にはなっています。
あ、面白いかどうかは別ですよ。

しかしとにかくウルサイ!
レザーフェイスさん覚醒後は、
無限バッテリー(たぶん日本製)によって
えんえんと大音量でフルパワーを発揮するデカチェーンソーが唸りを上げます。
庶民宅では耐えられぬ大きさなので、
(というか、それこそ隣人にいらぬ恐怖を与えそう)
必死でボリュームダウンしましょう。

あまりゴアとかホラーな描写はなく、
どちらかというと、ちょっと変わったサスペンスリベンジものという感じですね。
その割には、カーニバルシーンなど丁寧に撮られていて、
誰一人死なないエキストラがわんさかと出てきました。
なんでこのシーンにこんなにお金をかけているのか、逆に理解できません(^_^;)
もしかしたら、最初はもっと、ターミネーターっぽくするつもりだったのかもしれませんね。
ヒロインが刑務所→いろいろ知る→逃走→最終兵器
この展開はターミネーターのまんまだし。

ホラーとか特に好きでないけれど、刺激が欲しい人にオススメです。
でも期待してはいけませんよ。
ナニなことには変わりませんので。


     
『ダークハウス
2015年公開作品。
『インシディアス』っぽいと思ったら、『インシディアス』の監督でした。

83分という短さなので、
ちょっとしたオバケ屋敷感覚で視聴するには最適です。
すごく怖いわけでもなく、面白くもなく、新機軸もないです。
ちょっとしたドッキリポイントがいくつか、それだけなので、
見所はここ! というのがナイのがもったいない。
あと、やはりホラーは男性か女性に一人くらい愛嬌のあるタイプが必須だと思うんですが、
それもいないのが、う~ん。
感情移入もできないし、
可哀想とか、腹が立つとか、そういう、
感情を揺さぶられるシーンが一つもありません。
一番の問題は、
キーパーソンが見るという悪夢の描写が、
最後の方までないことなんですね(-_-;)
これがないので、ラスト近くに悪夢が現実になる恐怖も薄味になってしまってます。

個人的にキツかったのは、
唐突にPOVになったりする画面です。
グルグルまわるので、単純に三半規管がヤられます。
また、最初の物理的なホラー体験(ナニかに引きずられる)後、
誰も逃げずに降霊会をやっちゃう全員の神経も、
ちょっと強引かと(-_-;)
そこはもっとマトモな人に反論して欲しかったなぁ。

ラストは陳腐ですが、
つじつまが合わないようなこともなく、
整然としすぎたホラーです。
パラノーマル系インシディアスドッキリホラーハウス、
って感じ。
普通にデートムービーとしてウフフするのがよろしいかと。
なんの知恵もひねっていない内容なので、
その点で期待してはいけません。
あくまでナニな映画でしたよ。


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『ソロモンの偽証』TV版 (前後編) [映画]

     
     
『ソロモンの偽証 事件/裁判』
2015年公開作品。

原作未読。
わたしみたいな者が批評するような作品ではなくて、普通に良作。
中高生とか、なんだったら親とか小学生とかが見て、
「イジメ・カコワルイ!」
とか、
「暴力・イクナイ!」
とか、
「差別・絶対ダメ!」
とか学べばいいんじゃないかしら(^_^;)


以下、クズなりのネタバレ有りの感想。
斜めに育った意見が入りまくりなので要注意。


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困惑の園子温版『リアル鬼ごっこ』を観た。 [映画]

     

『リアル鬼ごっこ』
2015年公開作品。

面白いか面白くないかで言ったr……
面白くないです。
(えーと、『マッド・マックス』で似たようなこと書いたの何日前だろう)

観るか観ないかはあなたしだい。
一つ忠告できるのは、
この映画は前宣伝でたっぷり煽ったような
女子高生惨殺エンタメではないし、
原作(未読)に対するオマージュやリスペクトはカケラもない(たぶん)。
さぁ、観る? 観ない?

以下、ネタバレ有りの個人的な感想なので、
興味のある方だけどうぞ。

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美意識と創作本能が大爆発した『マッド・マックス~怒りのデス・ロード』を観させていただきました。 [映画]

     

『マッド・マックス~怒りのデス・ロード』
2015年公開作品。

考えるな、感じろ、
とは別の映画で有名なセリフですが、
そんな感じの、狂気とガソリンと母乳が満載の映画でした。

えーと、えーと、
この作品も、いいか悪いかが問題の映画ではないと思うんですが、
(最近そんなのばっか観てるな…)
個人的には、開始十分くらいで、
「……困った……私の趣味ではないみたいだ……」
と、感じる結果に(-_-;)

いや、違うの、面白いかどうかだけで言うなら、
面白かったです。
わたしカー・アクションが苦手なんですけど、
ちゃんと早回しもせずに観ましたし。
(カー・アクションのファンの方からの評判は悪いみたいですけど)

考えても今ひとつ、自分的に何が〝違う〟のか判らないんですよね…。
ただ、前田敦子ちゃんがこの映画を絶賛してること考えると、
ちょっと見えてくるのは、やっぱり年代のせいかなぁと。
なんでかなぁ…普通にヒャッハーってなってもおかしくない展開だったのに…。

違和感がMAXに達した時、時間を観たら30分以上が経過していました。
その間に主人公のマックスがしたことと言えば、

①モノローグで世界観を説明してトカゲを食べる
②即刻ヒャッハーに捕まって丸腰にされ、
 生きた輸血袋となって吊される。
③輸血袋兼装飾品として痛車のボンネットに固定され、
 自分以外の人たちが大乱闘している間、二言くらいボヤく。

ここまでで三十分ですよ。
主人公なのに_/>O

画面いっぱいに押し寄せてくる狂的な美意識、
そのアヒャヒャヒャな世界観を見事に造形した創作意欲。
本当に素晴らしい。
でもわたしの感情は冷たく置いてきぼりで、
客観的に「いいね」と頷くしかない感じでした。

もうホント、これは個人的な趣味嗜好の問題ですね。
わたしなら、コレをグロテスクでステキっ! 興奮しちゃうッ!
って言える人なら、もう是非とも、
『ヒルズ・ハアブ・アイズ』(わたしの感想
を鑑賞していただきたい。
自分の感想では結構辛口になってますけど、
年々やっぱりこの映画良かったなぁと、何度も観る作品になってますので。

映画としての単品なら、
この作品は収益を生み出すドル箱として、
素晴らしい作品だとしか言いようがありません。
二時間くらい観てても、無駄にした、という感じはしませんしね。
映像はともかくとして、内容は、
ドロドロしているようで、案外サラッと描かれているので、
いちいち引きずるようなこともないです。
そういう意味でのドラマ性は皆無なので。
冒頭に述べたように、
考えるな、感じろ、
という作品なので、展開が多少強引でも、
それは別に考える必要も意味もないのです。

個人的には、もっとドロドロしたものを想像していたので、
そこらへんはやっぱり、80年代スキーはウエットすぎるのかなぁ。

なので、
いよいよ本日49歳となりました私と同年代の方にはあまりオススメしませんが、
若くてピチピチだよ、という皆様には、
やっぱり興奮できる作品としてオススメできる傑作ではありました。



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やっぱりエログロは園子温に限る(目黒のサンマ調で)『冷たい熱帯魚』 [映画]

     
『冷たい熱帯魚』
2011年公開 園子温作品。

『凶悪』も普通に観られたことだし、
「いつか観なきゃ…」と、心に決めていた作品。
もう五年もたってるんですね~

いいとか悪いとか、好きとか嫌いとか、そういう話はとりあえず置いておき、
何度も何度も笑顔で胸元をどつかれるような、
そういう、言うなれば「胸くその悪い」映画です。

『凶悪』で感じた予定調和感はいっさいなく、
(なぜ比較に出すかというと、無関係の作品なのによく比較されるので)
最初から最後までスピーディーで隙間なく、
村田夫妻の解体作業同様、
職人気質な監督にストンストンと物語に運ばれていく感じ。

ニコニコ笑っていた人が突然牙を剥く感じは、
リリーさん、ピエールさんを合わせても、
でんでんさんの圧勝でしたね~(-_-;)
少し舌足らずで噛みまくる台詞回しも、
村田という人間の愛嬌を表現するのに一役買ってましたし、
血だらけの風呂場で妻と下着姿で解体しながら、
「できないだろ? お前はいいよ」
なんてちょっと苦笑されて優しい言葉をかけられると、
すぐそこで人間を解体しているってのに、
「もしかしていい人?」(社本胸きゅん)
とか思ってしまう。

ただ、園さんは園さんでしたね~(^_^;)
全般的に漂う親子幻想と、それを打ち砕く現実の凄まじさ。
どんなセリフも悲しいほど空虚で、
村田→社本(疑似父子)も響きゃしないし、
社本→美津子も響きゃしない。

二度とは観る気はしませんが、
グロ耐性のある人には、なんかいろいろ打ち砕かれるためにもオススメです。
ほら、世の中って、ふわふわさらさらしたものばかりじゃなくて、
隣でニコニコしてる人が、実は…
ってことを想像するのは大事だと思うんですよ~。
いつまでも親の観せてくれる極甘ディズ○ー作品ばっかじゃなくて、
たまにこういう毒を口に入れると、
いざというときの耐性ができるのでオススメです。

逆に、耐性をつける、という以外では、それほど実りのある映画ではなく、
こういうの好きな人向けのエンターテイメントに徹しているように思えました。
『恋の罪』とか『愛のむきだし』に比べたら、
アイタタ度は少ないです。
ただ物理的にはエグイので気をつけてください。


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リドスコ『オデッセイ』、自意識ライジングな『ストレイヤーズ・クロニクル』を観ました。 [映画]

     
オデッセイ
2016年日本公開作品。
リドリー・スコット監督。
マット・デイモン主演。

二時間21分は長いよッ_/>O
五十分くらいたった時点で、苦々しい火星生活にウンザリしてしまいました。
映画としては面白いんですが、
当たり前っちゃ当たり前に、
肉食宇宙人とか出てこないし('_')
だからもう、ただひたすら主人公に試練を与え続けるんですね。

『アポロ13』と違い、地球側の描写がNASAやロケット関連だけなので、
最後の方で唐突に、
「地球ではこの話題で持ちきりですッ!」
みたいになっててビックリしましたよ。

リドスコの作品として観ると、
ウンコで吐きそうになるとこぐらいですかね~
リドスコっぽ~い、って感じるのは。
個人的には、駄作と言われても『プロメテウス』の方が好きです。
ただ、確かに興行的に当たるのはこっちでしょうね~。
観客を選ばない、適度なドキドキハラハラで、
本当にあったことではない分、誰も傷つかない点も安心安全作品です。

ちなみにAmazonプライムの標準画質レンタルストリーミング)なら、
300円でレンタルできます。
お金出しても損した気分にはならない映画なので、そういう意味でオススメです。
ただ、〝リドリー・スコットっぽさ〟を求めると肩すかしを食らうので、
最近ハヤリの万人向けSF映画、と認識して観るのをオススメします。


     
『ストレイヤーズ・クロニクル』
2015年公開。
原作未読。

割と低批評を見ていたので、
それほどまで皮肉めいた気持ちにはなりませんでしたが、
ダメな邦画の見本市みたいでしたね~(笑)
染谷君と松岡茉優ちゃんだけが突出した演技力なのも、
周りがここまで学芸会だと非常に判りやすい(^_^)

これは出演者さんのファンと、
東映マンガ祭り系アクションが好きな人にオススメの作品です。
ほんと、日本のアクション系って
真田広之がヒーローやってた頃から変わらないですよね~(´д`)
『ザ・レイド』とか観ないのかなぁ…。
『ザ・レイド』予告編↓


Xメンっぽく頑張りたかったのは判ります。
それならエキストラを大勢使うより特撮にお金かけましょうよ('_')
お話はもういいんじゃないかなぁ~
CMで染谷君に
「人間どもめッ!」
って叫ばせちゃったから、たぶん誰も物語は期待していなかっただろうし。
「あ、コレはアレ系ですね」
って感じた人以外は最初から観ないでしょう。

超能力×兄弟×バトル
日本でこの組み合わせなら、90年代の『NIGHT HEAD』の方が良かったなぁ。

個人的にはこういうの、時代劇でやって欲しいんですよね~
この国は山田風太郎先生という偉大な奇想天外メーカーを排出しているのに、
なんで作らないのかな~
(今こそ夢枕獏先生とか、菊地秀行先生もアリだよね)
『伊賀忍法帖』とか、原作通りリメイクして欲しいのに~
R15くらいで。
現代劇で、
「ハタチになる前に破綻して死にたくない!」
とか叫ばせるより、
時代劇で奇怪な忍法(使うと心臓とか頭が痛くなっちゃう超能力じゃないよ!)観たいわ~。

いや、まあ、個人的な趣味は置いておきましょう。

とにかくですね、
普通に子供向けのなんとかライダーとか、そういう映画でした。
がんばってオトナとして観るとツライので注意です。
〝自意識ライジング〟系、と理解して
役者さんのポーズなどを生ぬるく見守りましょう。

いや本当に、染谷君と松岡さんには脱帽しますけど(-_-;)
碧を演じた黒島結菜ちゃんは、可愛いけどすごい学芸会で、
セリフを口にするたび噴き出しそうに…。
セットで行動していたのが染谷君だっただけに、
もの凄い違和感が(-_-;)
で、でも、この映画はそれでいいと思いましたよ。
何度も言いますけど、きっと誰も期待していなかったと思うし。

……というか、わたしはけっこうCM観たときは、
それこそ『クロニクル』くらいの
青春超能力ものとしては淡い期待があったことを今思い出しましたよ。

まだ『進撃の巨人』実写版は観てませんけどね~
今からハードルを低く設定する心づもりでおります。

出演している役者さんのファン、
限りなく血の出ないぬるいアクションが好きな方にオススメです。


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もっとたくさんの人に観て欲しい『将軍の娘 エリザベス・キャンベル』 [映画]

     
『将軍の娘 エリザベス・キャンベル』
1999年アメリカ公開作品。
原作未読。
四回目くらいの視聴です。

このタイトルを見るたび、
昔コサキン(TBSラジオ)で関根さん(ラビィこと関根勤さん)が言っていた、
「コレ、タイトルが違ったらもっとヒットしたよね」
という言葉を思い出します。

〝将軍の娘〟というのは元々のタイトルでもあるし、
変更のしようもなく、確かに内容にもマッチしているんですけど、
たとえば同年代の『羊たちの沈黙』とかと比べると、
インパクトがないのが寂しいですね(-_-;)
……同系統でいうと、
わたしの好きな『閉ざされた森』も、タイトルが違ってたら当たってたかもな~

以前に感想を書いた『告発の行方』→わたしの感想
と同じく、男性にも女性にも性差を考える上で観て欲しい良作です。

以下、ネタバレありの感想が続きますが、
今からでも観ようと思っている方は、ぜひネタバレなしでの視聴をオススメします。
誰が犯人なのか、どういう動機だったのか、
非常にミステリー要素の強い作品です。


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